Facebookが、公的IDの認証を手がけるスタートアップのConfirmを買収した。Facebookは現在、世界中のユーザーと政治選挙を守るため、同ソーシャルネットワーク上のID確認に関して広範な取り組みを進めている。
Facebookの広報担当者は米国時間1月23日、「われわれは、ConfirmのチームをFacebookに迎え入れることに興奮を覚えている。彼らのテクノロジと専門知識は、コミュニティーの安全を維持する当社の継続的な取り組みを支えてくれるだろう」と述べた。
Confirmはボストンに拠点を置くスタートアップで、これまでにベンチャーファンディングで400万ドル(約4億4100万円)を調達している。今回の買収の詳細については、いずれの企業も明かしていない。買収を報じたReutersによると、Confirmの従業員たちは、ボストンにあるFacebookのオフィスに加わる予定だという。
Confirmは自社のウェブサイトで、「われわれは、Facebookによる買収への合意を発表できることに興奮を覚えている。オンラインで人々の安全とセキュリティを保護するテクノロジを懸命に構築してきた当社の3年間の取り組みが、最高の形で結実した」と述べた。
Confirmによると、750のクライアントを持つ同社の製品群は提供を終了するという。同社は身元の証明を必要とするあらゆる取り引きについて、スマートフォンのカメラを使ってユーザーのIDを確認できるAPIを提供していた。
Facebookはこの数カ月、認証の取り組みを強化している。同社は、ユーザーに対して、そのユーザーと同じプロフィール写真を使用するなりすましを警告する機械学習ツールをローンチした。さらに、米国の政治的な広告の購入に対して、IDの検証を求める考えだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力