アップルの自動運転テスト車両が3台から27台に拡大?

Andrew Krok (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年01月26日 09時35分

 小さく始めて、大きく考える。それが、かつて秘密裏に進められていたAppleの自動運転プラットフォーム開発の背景にある考え方のようだ。

 Appleは、2017年4月に自動運転プラットフォームを路上に送り出そうとしていたが、当時公道でのテスト用に登録した車両はわずか3台だった。Bloombergによると、現在テスト車両は27台に増加しているという。

 車両は現在、全てハイブリッドSUVの「Lexus RX450h」となっている。これらの車両が実際に走行している様子を捉えた動画はわずかしか存在しないが、車両のセンサアレイが非常に大きく映っているものもある。

 Appleによる自動運転の取り組みは、数年前から続けられている。当初は極秘で進めていた「Project Titan」の下で、車両全体を構築することを目標にしていた。しかし次第にその計画は、自動運転プラットフォームへと規模が縮小されている。

 カリフォルニア州では、公道での自動運転テストを希望するすべての企業に対し、車両管理局(DMV)の認可を受けることを義務付けており、認可済みメーカーの全一覧を同州ウェブサイトに掲載している。

 その一覧に社名が掲載された時点で、Project Titanが存在しないかのようにAppleがふるまい続けることは難しくなった。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は2017年6月、Appleが自動運転プラットフォームに取り組んでいることを認めて、秘密の壁を取り去った。Appleは、UberやWaymoと比べると秘密主義を貫いているが、開発段階が進むにつれて、その姿勢も変わる可能性がある。

Apple
提供:Gabrielle Lurie/AFP/Getty Images

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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