Apple初のスマートスピーカ「HomePod」が、2月9日に米国、英国、オーストラリアで発売される。同社が米国時間1月23日に明らかにした。26日から、Appleのウェブサイトで予約注文を受け付ける。
「Siri」を搭載する同スピーカは349ドル(約3万8000円)で、ホワイトとスペースグレーの2色展開。
同スピーカの前途には試練が待ち受けている。Appleは、当初12月に予定されていたHomePodの発売を延期するという失態を演じ、同スピーカの発売日は、大きな収益が期待できたホリデーシーズンからずれてしまった。また、HomePodは、2014年にどこよりも早く発売された「Amazon Echo」シリーズと、2016年終盤に発売された「Google Home」との競争にも直面することになる。AmazonもGoogleも、Appleが同市場にいない間に自社製品のラインアップを拡充させている。一台約50ドルという低価格版を用意しているほか、数千ものアプリを自社製品に追加している。
その両方の面で、Appleは劣勢にあり、1つの価格の1種類の製品しか提供せず、その製品も競合製品ほど多くの機能を搭載しない。しかし業界観測筋らは、発売前にAppleの新製品を切り捨てるのは危険と警告する。Appleには根強いファンがいること、そして、モバイル決済サービス「Apple Pay」で見せたような、後から参入して市場を奪うAppleの能力を、その理由として指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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