ライドシェアサービスは数年後に消える?--無人運転技術がもたらす未来を予想 - (page 2)

Jason Perlow (ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年11月20日 07時30分

Appleの大規模な極秘自動車プロジェクト

 まずAppleから説明しよう。Appleが、自動車と関係のある、かなり大規模な極秘プロジェクトを進めていることは、既に判明している。

 筆者は、これが同社の車載システム「CarPlay」の何らかの強化バージョンになるとは考えていない(同社は自動車メーカーにCarPlayのライセンスを提供する計画だ)。これは、実際の自動車を開発するプロジェクトだろうと思っている。だが、その自動車自体は、誰かが購入できるものではないと思う。

 AppleはUberの自社版を開発している、というのが筆者の見解だ。しかし、それはUberよりも優れ、はるかに高級なものになると予想している。

 Appleは自社をラグジュアリーブランドとして差別化し続けるため、ライドシェアリングの技術と「iOS」製品の統合に取り組んでいるのではないか、と筆者は考えている。将来、高級なライドシェアリングサービスにアクセスできることが、「iPhone」を所有することの特権の1つになるかもしれない。このサービスをAppleが所有し、そのサービス専用の高性能な無人運転電気自動車を使用する、という想定だ。

 自分用の高級な自動運転車をいつでも呼び出せるとしたら、iPhone自体のコストとは別に、年間いくらなら払ってもいいと考えるだろうか。1000ドル、2000ドル、それとも3000ドルか。年額や月額ではなく、1回の乗車料金なら、平均いくら払ってもいいだろうか。5ドル、それとも10ドルだろうか。

 筆者は自分の自動車を愛してはいるが、年間3000ドルで利用できるなら、真剣に検討するかもしれない。5000ドルでも検討するかもしれない。それでも高級車のリース料金や所有する場合の総コストよりかなり安い。

 年間1000ドル、あるいは2000ドルだったとしたら、筆者は考える間もなく払うだろう。

 Appleは、例えばGeneral MotorsやChrysler、日産自動車、さらにはTeslaといった自動車メーカーと協力して、ライドシェアリング専用の電気自動車を開発し、こうしたサービスに必要な自動充電のインフラや、この事業を維持するためのサービスステーションを開発できるだけの、相当な資金とエンジニアリングのリソースを持つ数少ない企業の1つである。

 Teslaは既に充電スタンドの「Supercharger」を展開しているので、そうした事業のパートナーとしてうってつけだが、Appleは文字通り、買収を通してどのような分野にも参入できるため、必ずしもTeslaの助けは必要ないかもしれない。

 Appleのライドシェアリングサービスが実現したら素晴らしいが、おそらく、それは私たちが期待するほどすぐには実現しないだろう。技術に関して言えば、無人運転の技術は完成間近だが、そのようなものを(都市レベルはもちろんのこと)米国の連邦レベルで合法化するために必要な法律を制定し、米国政府が路上で完全な自動運転車の走行を認めるまでには、5年近くかかる可能性もある。

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