アドテクスタジオ連結子会社のAIメッセンジャーは11月14日、企業からユーザーへのプッシュ型コミュニケーションをチャットで実施する「AI アウトバウンド」を開始した。
アドテクスタジオは、サイバーエージェント傘下でアドテクノロジ関連のサービス開発を手掛ける企業。AIメッセンジャーは、アドテクスタジオが開発したAI技術を活用し、チャットボットサービスを展開する同社の連結子会社となる。
近年、スマートフォン利用時の、アプリケーション割合が8割以上を占め、通信事業者における1ユーザーあたりの通話料を示す音声ARPU(1回線あたりの月間売上高)は低下傾向にある。一方で、チャット利用は増加している。
今回、同社が持つ「LINE ビジネスコネクト」を中心としたプッシュメッセージのノウハウを活用し、企業からユーザーへ会員登録の促進や商品購入のレコメンドなど、プッシュ型コミュニケーションをチャットで展開するサービスとして、AI アウトバウンドを開始した。企業の新たなチャネルとしての確立と顧客ロイヤリティ・収益の向上を図るという。
加えて、従来のインバウンド(問合せ)対応に加えてアウトバウンドチャット対応の知見を、LINE ビジネスコネクトなどのCRM運用に還元するエコシステムを構築。企業におけるユーザーとのチャットコミュニケーション全体の品質向上・収益向上につなげるとしている。
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