ロードスターキャピタルは11月10日、同社の不動産特化型クラウドファンディングサービス「OwnersBook」について、これまでの東京23区から全国に展開すると発表した。第1弾として、京都の町家再生案件を取り扱う。
本案件は、京都市下京区内に立地する空き家となっている町家を再生し、宿泊施設に変更していくプロジェクトを行うオペレータに対し、当該不動産を担保とした貸付融資をするというもの。個人を中心とした不特定多数の投資家から、匿名組合出資方式により資金を調達する。
OwnersBookは、不動産に特化したクラウドファンディングとして、2014年9月に開始。不動産鑑定士をはじめとした不動産投資のプロが選ぶ不動産担保付の案件を取り扱い、一口1万円からの投資が可能だ。
ロードスターキャピタルではこれまで、万が一借入人の債務不履行などが生じた場合に備え、資金回収のしやすさを重視し、東京23区を中心とした首都圏の不動産担保ローン案件取り扱ってきた。
その一方で、案件の多様性という観点から、全国展開を期待する投資家のニーズの高まりもあり、債務不履行の際も資金回収が可能と判断したものについては取り扱うことにしたという。
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