General Motors(GM)は2018年初めに、ニューヨーク州で自動運転車を人の関与しないレベルの自動運転モードで走行するテストを開始する予定だ。実現すれば、同州でレベル4の自動運転車がテストされる初の事例となる。
GMとその子会社であるCruise Automationは、ニューヨーク市のマンハッタン地区で自動運転のテストを開始するための申請書を提出した。GMとニューヨーク州が米国時間10月17日に発表した声明によると、このテストではエンジニア1名が運転席に座ってパフォーマンスの監視と評価を行い、もう1名が助手席に座るという。
自動運転車用のマッピングは、ジオフェンス(仮想的な地理的境界線)のエリア内ですでに始まっている。GMがニューヨーク州で自動運転車の試験を行えるようになったのは、試験プログラムによる自動運転技術のテストを許可する方針が示されたためだ。カリフォルニア州やアリゾナ州など複数の州にも同様のプログラムがあり、自動車メーカーや大手テック企業が路上で自動運転車をテストしている。
ニューヨーク州知事のAndrew Cuomo氏は声明の中で、「自動運転車は、時間を節約し、人の命を救う可能性を秘めている。われわれは、このエキサイティングな新技術の未来のために、GMおよびCruiseと連携して取り組むことを誇らしく思う」と述べた。「ニューヨーク州は、テストによって『米国における自動運転車のイノベーション拠点としての同州の役割』を強化していきたい」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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