General Motors(GM)は米国時間10月9日、自動運転技術の開発を加速させるため、LiDARシステムを開発する新興企業Strobeを買収したことを発表した。買収の詳細条件は明らかにされていない。
自動運転車では、マッピング、現在位置の把握、障害物の検知、衝突の回避のためにLiDARセンサを使用している。LiDARは光を用いて高解像度のイメージを生成するもので、このイメージはカメラやレーダーのみで作成されたイメージより精度が高いとされている。
GMでは、Strobeを自動運転車開発子会社Cruise Automationに統合する計画だ。GMは、2016年3月に10億ドル超でCruise Automationを買収すると発表し、自動運転車開発戦略の中心に据えた。
「StrobeのLiDAR技術によって、当社の車のコストと機能は大幅に改善されるだろう。そうなれば、運転者不要の車を広く普及させるという当社のミッションをさらに短期間で達成できるようになる」と、Cruise Automationの創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるKyle Vogt氏は述べている。
今回の買収は、創業から1世紀以上経つ自動車メーカーのGMが、運転者のいらない自動運転車の実現に少しでも近づくことを目指した最新の取り組みだ。2014年には、通信技術と自動運転技術を向上させた車を数年以内に発表すると述べていた。それ以来、GMは自動運転機能を備えた電気自動車の生産を拡大している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス