米ニューヨーク州政府は、同州内の公道で自動運転車のテスト走行を受け入れると発表した。2018年3月末までの約1年間、自動車メーカーなどに試験走行を許可する。
ニューヨーク州で自動運転車を試験するには、米連邦政府の安全基準とニューヨーク州の適合基準を満たす必要がある。さらに、運転席には運転免許を持ったドライバーが必ず座り、500万ドルの保険もかけなければならない。また、実施した試験やデモンストレーションの報告書提出も求めている。
州知事のAndrew M. Cuomo氏は、「これまでニューヨークは、米国における革新のハブを先導する立場で台頭してきた。輸送技術の新たな概念を創造する企業や起業家に参加してもらうことで、ニューヨーカーに選択可能な安全で新しい移動手段の開発を活性化させる」と述べた。
「この取り組みでは、公道で自動運転車を走らせる際に慎重だがバランスに配慮した立場を取り、危険な運転習慣と事故件数を減らし、州内の道で人命が失われないようにする」(同氏)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」