Lyftは米国時間9月7日、サンフランシスコ市内の路上で自動運転車を走行させるために、自動運転車用ソフトウェア企業Drive.aiと提携したと発表した。
Drive.aiの最高経営責任者(CEO)であるSameep Tandon氏は、次のように述べている。「自動運転技術に対する国民の認知度を高めてよく知ってもらうためには、こういった試験的プログラム不可欠だ。Lyftとの協力により、テストから現実の都市環境での導入へと、自動運転車の次の段階に進むことができる」
何十億ドルもの費用が掛かる可能性があるので、Drive.aiが独自の自動運転車をゼロから開発するわけではない。自動運転車を動かすためのハードウェアとソフトウェアを開発し、1日に100万件も配車サービスが利用されているLyftによる、オープンプラットフォームに導入する。このプラットフォームを通じて、Lyftは自動車メーカーや、Drive.aiのような自動運転車用システムを手がける他社と提携することが可能になる。
Drive.aiのモットーは、「自動運転車の頭脳を開発する」だ。同社のソフトウェアは、自動運転車の世界ではかなりユニークなものだ。普通の車を自動運転モデルに変えられる改造キットの開発に取り組んでいるのだ。
安全性確保のために、Lyftプラットフォームのすべての自動運転車に訓練を受けたドライバーが同乗する。
Lyftの広報担当者によると、「ベイエリアのさまざまな道路で実施する公開試験への参加を乗客に呼びかける」という。
Lyftは、カリフォルニア州車両管理局(DMV)から、州内の道路で自動運転車をテストする許可を得ていないが、Drive.aiは許可を得ている。DMVによると、現在、6台の車と12人のドライバーが認可されているという。
乗客はいつになれば、これらの車に乗車できるのだろうか? Lyftは「間もなく」としか述べていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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