長年にわたるAppleとVirnetXの特許侵害訴訟に判決が出された。
米連邦地方裁判所判事がテキサス州で最終的な判決を出した。この訴訟では、Appleが「iMessage」機能と「FaceTime」機能に関連するVirnetXの特許を侵害したかどうかが争われている。特許を保有するセキュリティソフトウェア企業のVirnetXが米国時間10月16日に出した声明によると、9月29日に出された判決により、Appleは4億3970万ドルの損害賠償金の支払いを命じられたという。
この損害賠償金の総額は、Appleが1年前、VirnetXに損害賠償として支払うよう命じられた3億240万ドルより1億4000万ドル近く多い。故意の特許侵害により4100万ドルが加算されたほか、弁護士費用などのコストとしてさらに9600万ドルが追加された、とVirnetXは述べた。
VirnetXは2010年以降、Appleを相手取って3件の訴訟を起こしてきた。VirnetXは、インターネット上に仮想プライベートネットワーク(VPN)を構築する特許技術のライセンス提供から収益の大半を得ている。VirnetXによると、Appleはセキュアなコンピュータ通信とモバイル通信に関連する特許を侵害しているという。
Appleは判決を不服として上訴する意向を表明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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