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Apple Watch Series 3はゲーム・チェンジャーになるか--Appleニュース一気読み

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 9月26日〜10月2日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

 Apple Watch Series 3は、個人的には iPhone 8や iPhone Xよりも変化率の大きな新製品として注目している。もちろん、セルラー対応がその理由だが、今すぐに重要度が上げるとは考えていない。

「Apple Watch Series 3」
「Apple Watch Series 3」

 Appleのデバイスはアプリによって発展するエコシステムを備えているため、デバイスとその機能を前提にしたアプリの登場が、大きな変革を起こす仕組みはApple Watchでも同様だ。

 Apple Watchは単体でセルラー通信に対応し、 iPhoneが近くになくても同じ電話番号で通話ができ、またメッセージアプリを含むデータ通信を使うアプリを利用できるようになる。

 Appleをはじめとした新製品を分解し修理しやすさを計測するiFixitはApple Watch Series 3を分解し、画面モジュールにLTEアンテナを追加していることを確認している。このことは9月12日のイベントでも発表されている内容であり、外形を変えずにLTEに対応させるための工夫として注目される。

 また、Appleは iPhone 8シリーズからワイヤレス充電のQiをサポートした。これに合わせて、今までワイヤレス充電に対応してきたApple Watchについても、Series 3でQiへの対応を含む変更が行われている。

 Apple Watchが所属するウェアラブル市場は、世界的な拡大が続いており、台数で20%以上、金額ベースでも25%以上の拡大が続いている。ユーザーの3分の1が、健康管理などに利用しており、成長の中心が人々の健康に向いていることがわかる。

 セルラー対応は、エクササイズの利用シーンでスマートフォンに頼らない活用を期待できるが、ウェアラブルデバイス単体の通信を活用したアプリによって、さらに新たなウェアラブルの成長が期待できるのではないかと見ている。

 現段階で、Apple Watch Series 3は、単体の連続通話は1時間、GPSを用いたデータ通信は4時間と、1日のバッテリライフを確保するには至っていない。今後の技術の進歩が待たれる領域と言える。

「Apple Watch Series 3」は画面モジュールにLTEアンテナ追加?--iFixitが分解 (9/27)
新「Apple Watch」登場で変わる?ウェアラブル市場の現状とは--GfK調べ (10/2)

東芝のメモリ子会社、Appleを含む日米韓連合に2兆円で売却

 東芝のメモリ子会社の売却先が、日米韓連合に決まり、2兆円という金額がついた。東芝やHOYAの投資によって、日本企業が過半数を超える見通しとなっている。なお、売却については米WDとの訴訟問題を抱えているが、売却はこのまま行われるとみられている。

 東芝のメモリ子会社の連合には、韓国SK Hynix、米国からはApple、Seagate、Kingstone Technology、Dellなどの企業が参画している。当然ながらSamsungの規模には到底及ばないが、例えばAppleからすれば、Samsungに頼りきっているiPhone等の主力製品のメモリに関して、代替案が生まれることで、供給の問題や価格競争などの点で有利になることが考えられる。

 日米韓の連合が誕生したことから考えられる展望は、メモリ生産を米国内で行うかどうかだ。Foxconnはウィスコンシン州に新しいディスプレイ工場を建設すると、トランプ大統領とともに発表した。トランプ大統領は米国内への製造業の回帰を政策として目指しており、Appleも先端製造業のファンドを用意して米国内の製造業への投資の姿勢を見せている。

 米国内におけるメモリ生産の実現は、トランプ大統領の政策推進とともに、Appleにとっても、貿易問題や地政学リスクなどを回避しながら、安定的なパーツの確保を行える可能性が高まり、メリットがある。

東芝、メモリ子会社の売却契約を締結--日米韓連合に2兆円で (9/28)

Siriの検索エンジンをGoogleへ

 SiriやSpotlightで用いる検索エンジンが9月25日から、順次Googleへ変更されることになった。これまではMicrosoftのBingが使われていた。Siriに何かを質問する際、「ウェブでこちらの情報が見つかりました」と検索結果を提示することがある。その検索エンジンが、Googleになる、ということだ。

 Siriでは、スポーツの試合経過や結果、レストラン情報や予約、映画情報、辞書、計算などを利用でき、またTwitterやFacebookとの統合も行われている。情報についても、Googleの検索結果以外に、WikipediaやWolfram Alphaなどの情報を用いることもできる。たとえば、「正月まであと何日?」という質問にも答えられる。

 一方Googleは、ウェブ検索に加えて、知識グラフを用いたインスタントな情報表示が便利だ。Wikipediaやニュースなどの情報を検索結果の上部や右側に表示し、ウェブページを開かなくても、大まかな情報を知ることができる仕組みを提供している。

 今回、AppleがSiriの検索エンジンをGoogleに変更した理由は明らかになっていないが、画像検索は引き続きBingを利用し続ける模様だ。

アップル、「Siri」の検索エンジンをBingからGoogleに変更 (9/26)

OSアップデートとセキュリティ

 Appleは iPhone 8発売直前の9月19日から、iOS 11の配信を開始した。 iPhone 5s以降のiPhone、iPad第五世代、iPad Proシリーズ、第6世代iPod touchで利用できるこのバージョンでは、機械学習や拡張現実などの新しいアプリ開発をサポートするほか、iPadではDockやマルチタスクなど新機能が追加される。もちろん、これから発売される iPhone XもiOS 11が搭載されている。

 StatCounterによると、iOSのウェブトラフィックにしめるiOS 11の割合は、配信後3日間で6.2%を占め、ユーザーの移行のスピードを評価している。しかしながら、通話の品質や、より高速なワイヤレス充電への対応など、修正するポイントも多い。

 またMacでは、ファームウェアのアップデートに関する遅さが指摘されており、脆弱性の原因になり得るほか、macOS High Sierraではパスワードが盗まれるゼロデイ脆弱性の指摘もされている。

「iOS 11」リリース2日で利用急増--ウェブアクセス率が全iOSの6%超に (9/26)
「macOS High Sierra」、パスワード盗まれるゼロデイ脆弱性の指摘--リリース直前に (9/26)
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その他

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