ウェブ解析企業のStatCounterは、世界ウェブトラフィックのデータを集計し、Appleから米国時間9月19日に正式リリースされた最新モバイルOS「iOS 11」の利用状況を調査した。それによると、リリースから2日しか経過していないにもかかわらず、9月21日時点でiOS全バージョンに占めるiOS 11のインターネットアクセス率は6.2%に達したという。
StatCounter最高経営責任者(CEO)のAodhan Cullen氏は、「Appleは、最新iOSへアップグレードさせてユーザーを移行させるのが得意な会社だが、今回の急増はとりわけ見事だ」と述べた。一方、Android OSに関しては、「最新版であるNougat(Android 7.0)の全Androidバージョンに占める割合は、リリース1年後で14.6%」だそうだ。
Cullen氏は、オンライン広告業者はiOS 11の利用急増に注目すべきだ、と指摘した。iOS 11のウェブブラウザ「Safari」には、ユーザーのプライバシー保護を目的とする機能「Intelligent Tracking Prevention(ITP)」が搭載されており、ユーザーのオンライン行動を追跡するのが困難になる影響がすぐに現れかねない、としている。
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