ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月2日、他企業や個人での仕事ができる副業制度の容認をはじめとする、「フルスイング」と題した人事プロジェクトの始動を発表した。
このプロジェクトは、社員が熱意をもって働ける環境づくりを目的としたもの。その一環として、社員本人と受け入れ先部署の本部長が合意すれば、現所属部署の意向にかかわらず異動ができる「シェイクハンズ制度」を8月から導入し、機動的な人事異動が行える制度を設けている。
「副業制度」は文字通り、社外での副業が可能となる新制度。社内ではすぐに実現できない仕事への従事や、さまざまなキャリア形成の機会づくりを設けることで、社員の自己実現をサポートする。また社内副業となる「クロスジョブ制度」もあわせて導入。業務時間の最大30%まで他部署の仕事を兼務可能とする。事業部をまたいで兼務することができ、さまざまなな仕事を経験することができる。
このほか、マネージャーに対してメンバーがフィードバックを行う360度評価制度「フィードバックプログラム」や、事業部経験かつ人事キャリアがあるメンバーがアドバイザーとなり、今後のキャリアや働き方に関する悩み相談を受け付ける「キャリア相談室」、現在の仕事へのフィット度を把握する定点調査「キャリアマネジメントアンケート」を導入。これらの制度を通じて、熱意をもって働ける環境づくりに向けた改善と解決に取り組むとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」