電子工学に興味を持ってもらうためのツールとして、実際に作動する電子回路を導電性インクで作れる工作キット「Circuit Scribe」「Nectro」を以前取り上げた。いずれも電子工作を手軽に体験できるものの、子どもの年齢によっては難易度が高そうだ。
そこで今回は、より簡単な、導電性インクでLEDランプを作れるキット「Electric Paint Lamp Kit」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Electric Paint Lamp Kitは、紙に付属の導電性インクで適切な配線を描き、同じく付属のLED付きコントローラ基板を取り付ければ、タッチ操作などで点灯や調光の可能なランプが作れる。製作に特別な道具は必要なく、プログラミングも不要なので、小さな子どもでも楽しめる。USB電源に対応しており、スマートフォン用ACアダプタ、ノートPC、モバイルバッテリがあればよい。
このキットで作れるランプは、点灯や調光方法の異なる3種類。同梱されているテンプレートの指示に従えば、タッチ操作で点灯と消灯が切り替わるタイプ、調光エリアを指でなぞることで明るさを変えられるタイプ、紙に手を近づけたり離したりすることで調光できるタイプ、の製作が可能。
もちろんテンプレートどおりに作るだけでも楽しいし、自分の好みにカスタマイズするのもお勧めだ。回路として機能する構造を妨げない限り、形を変えたり絵を描いたり、自由に改造できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月27日まで。記事執筆時点(日本時間10月3日17時)でキャンペーン期間は24日残っているが、すでに目標金額1万6511ポンドの2倍近い約3万2800ポンドの資金を集めている。
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