電子回路の基礎を学べる工作キット「Circuit Scribe」が、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場した。付属のペンで描いた線が導線になるので、絵を描くように楽しみながら電子回路を作ることができる。
Circuit Scribeは、導電性インクで線を描けるペンが付属する電子工作キット。電子部品を紙の上に配置し、ペンで端子を適切に結ぶよう線を引けば、実際に動く電子回路が作れる。子ども向け教育キットとして使えるほか、電子回路の試作や、電子アートなどに活用可能という。
好きな素子やICを集めて任意の回路を自作できるが、Circuit Scribeには組み合わせるだけで各種機能を実現するキットが用意されている。
「LiteWing Kit」は、プロペラのようにクルクル回って風に運ばれるカエデの種を模したもの。“羽”の先にLED、反対側にボタン電池を取り付け、ペンで回路を作ると、電池が重りになり、空中に投げると光が回転しながらゆっくり落ちてくる。
「Calculator Kit」は、電卓を作るキット。電卓のボタンに相当する絵を描いて回路につなげると、タッチ操作できる計算機が完成する。
「Drone Kit」は、実際に飛行するドローンが作れる。ボール紙のボディ、制御回路、プロペラを組み合わせ、ペンで回路をつなぐと、クアッドコプターになる。ドローンの大きさを変えたり、飛行機に改造したりすることも可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間6月26日まで。目標金額の9万5000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間5月22日15時)で約4万1000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと34日ある。
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