「iPhone X」は品薄に?--ブラッシュゴールドはさらに限定的との予測も

Gordon Gottsegen (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年09月12日 07時32分

 Appleは米国時間9月12日に主力スマートフォン「iPhone X」を発表するとみられるが、ユーザーがこの製品を手にするのは少し先になるかもしれない。

 「iPhone 8」という名称になると以前は思われていた(現時点ではiPhone Xという名称が最有力だ)このAppleの次期主力端末は、新規生産台数が1日あたり1万台未満という品薄状態になるとうわさされている。KGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏がそう述べた(とAppleInsiderが報じている)。

 Appleは「iPhone 7」発表後の四半期に、7830万台という過去最高の「iPhone」販売台数を記録した。つまり、1日あたり79万8877台のiPhoneを製造していたことになる。これには(最新モデルだけでなく)iPhone全機種が含まれているとはいえ、iPhone Xの生産台数が1万台よりも少ないとなれば、Appleが需要を満たすのは非常に難しい可能性がある。

 iPhone Xは、初代iPhone発売から10周年を記念して大々的にアップグレードされるとうわさされている。前面いっぱいを覆う有機ELディスプレイから、ホームボタンの廃止、顔認証や拡張現実(AR)機能まで、さまざまな機能が搭載されるとされている。需要が供給を上回れば、不満や苛立ちを感じる消費者も現れる可能性がある。


iPhone Xはこれまでの機種とはかなり異なるデザインになるとうわさされている。
提供:@bensen

 またKuo氏は、iPhone Xでは新色としてブラッシュゴールドが発売される予定だが、この色は製造に関する固有の問題に直面している可能性があるとも考えている。そのため、この色は販売台数が非常に限定されるか、シルバーとブラックと予測されている標準色のiPhoneの後に発売される可能性がある。

 iPhone Xのうわさがあれば、非常に入手困難になる可能性があるとするうわさが必ず付いてくるようだ。その理由が、供給が限られているからなのか、単にとんでもなく高額だからなのかは、次期iPhoneを入手したいのならば実際に状況を確認する必要があるかもしれない。

 Appleは、iPhone Xをはじめとする複数の新製品を米国太平洋時間9月12日午前10時(日本時間13日午前2時)から発表する予定だ。

 Appleにコメントを求めたが回答は得られなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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