博報堂は9月5日、プレースホルダとAR・VR領域における「体験型アトラクション」についての共同研究契約を締結し、研究を開始したと発表した。
博報堂が重視する「生活者の体験」づくりのほか、自社・クライアント企業を通じて多数のコンテンツを保有していることに加え、プレースホルダがAR・VRなど最新技術を用いたアトラクションを数多く開発していることから、締結に至ったという。
同研究では、「体験型アトラクション」を通じ、ブランドへの継続的なファン効果を促すことを追求する。先行して、8月27日に開催された博報堂DYグル―プの社員とその家族を対象とした社内イベント「open!SUNDAY2017」にて、体験型アトラクション「SprayPainting/デジタル落書き」を展示した。
SprayPainting/デジタル落書きは、プレースホルダが開発したインクのないスプレーアート体験装置。 空間内に存在するさまざまな動物や植物に、スプレー缶を使って自由に落書きでき、色の付けられた動物たちは命が吹き込まれたように動き出すというもの。3次元空間認識にHTC Vive Trackerを利用しており、VR空間でも同様のスプレーアート体験ができる。
今後は、両社が保有するアセットを提供・融合することで、クリエィティブ・テクノロジ領域における新たな市場を開拓。ソリューションの共同研究開発なども実施し、企業のマーケティング活動への提案も想定するという。
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