ノートPCは処理性能が高く、簡単な事務仕事やウェブ閲覧だけでなく、写真やビデオ、音楽の編集など、複雑な作業にも十分利用できる。しかし、画面の狭さはいかんともし難い。ノートPCを3画面化できる拡張ディスプレイ「Slidenjoy」を以前取り上げたものの、重さがネックで持ち歩きには適さないだろう。
そこで今回は、iPadをMac用ワイヤレスディスプレイ化する「Luna Display」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Luna Displayは、各種MacやMacBookに接続し、iPadをワイヤレス対応セカンドディスプレイとして使えるようにする小さなデバイス。Mini DisplayPort用とUSB Type-C(USB-C)用の2モデル用意される。
使い方は簡単。Mini DisplayPortまたはUSB-Cに挿し、専用アプリを起動すれば、iPadが無線LAN(Wi-Fi)経由で接続されたセカンドディスプレイになる。Luna Display自体は小さく、iPadと一緒に持ち歩いても負担にならず、外出先でも快適な2画面生活を送れる。
Luna Displayは、iPadを単にMacの表示デバイスに変えるだけでない。iPadのタッチパネルを活用し、タッチとスタイラス「Apple Pencil」によるMacの操作を可能にするのだ。
利用可能な環境は、Macが「macOS 10.10」以降、iPadが「iOS 9.1」以降。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月20日まで。記事執筆時点(日本時間8月24日11時)でキャンペーン期間は56日残っているが、すでに目標金額3万ドルの7倍となる約21万5800ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」