クラウドファンディングサービスで日々登場するキャンペーンを調べていると、驚くような高度な技術を使うガジェットから、ちょっとしたアイデア商品まで、ほかでは見かけないユニークなものに出会う。今回は、「Kickstarter」で見つけた、普段の生活に役立ちそうなデバイスを3つまとめて紹介しよう。
1つ目は、帰宅すると自動的に光ってくれるキーカバー「LumNkey」。深夜など暗くなってから家にたどり着いたときでも、真っ暗なかばんのなかで鍵を探しやすいし、手元が明るくなるので鍵穴も見やすくなって便利だ。
LumNkeyが光るのは、自宅の無線LAN(Wi-Fi)と接続可能な距離に近づいたタイミング。Bluetooth連携させたスマートフォンのアプリで事前に設定しておくことで、店頭の切っ掛けになるWi-Fiを指定できる。もちろん、自宅だけでなく、職場など鍵を使う必要のある場所のWi-Fiを選ぶことも可能。
電源のボタン電池(CR2012)1個で、3カ月使えるという。ある程度の防水性もあるので、雨の日でも問題なさそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月1日まで。目標金額の1万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月15日16時)で約6000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと16日ある。
続いては、好みや用途に合わせて機能モジュールを組み変えられるコンセント「Swidget」を紹介する。
Swidgetは、住宅の壁などに設けられるACコンセントと交換して導入するデバイス。一般的なAC電源だけでなく、「インサート」と呼ぶモジュールを変えることで、さまざまな機能を組み合わせたコンセントが作れる。インサートとしては、給電用USBポート付き、タイマー付き、常夜灯や非常灯として使えるものなど、多種多様なモジュールが用意される予定。
無線LAN(Wi-Fi)通信機能を備えており、「Alexa」「Google Home」「Nest」などのシステムと連携させられる。通電の遠隔操作がスマートフォンなどから可能になり、面倒な配線工事をせずスマートホーム化できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月1日まで。記事執筆時点(日本時間8月15日16時)でキャンペーン期間は16日残っているが、すでに目標金額4万ドルの2倍を上回る約8万1000ドルの資金を集めている。
最後は、壁に飾る写真や絵を苦労なく水平にできるデバイス「levelR」。1人だと難しかったり、2人でも面倒だったりする作業が、とても簡単になる。
levelRは、上部のアームにスマートフォンを装着し、下部のアームに写真などを取り付けて使う。この状態で壁にあてがうと、スマートフォン上のアプリに角度が表示されるので、水平になるよう調整すれば真っすぐに写真を飾れる。そのため、誰かに手伝ってもらったり、自分で傾きを確かめながら試行錯誤したりする必要がなくなる。
さらに、下部アームの上には引き出し式の目盛りが用意されている。これを使うと、左右に等間隔で絵を並べるといった手間のかかる作業も容易に済ませられる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月31日まで。目標金額の5800オーストラリアドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月15日16時)で約4000オーストラリアドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと15日ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」