朝日新聞社と全日本空輸(ANA)は、「防災」をテーマにしたモノづくりのアイデアを募集中だ。
朝日新聞はクラウドファンディングサイトとして「A-port」、ANAは「WonderFly」をそれぞれ運営している。
今回は、社会のインフラを担うANAとメディアとして防災の重要性を発信する朝日新聞のコラボレーションだ。運営主体が異なるクラウドファンディングプラットフォームを連携し、同じアイデアに対して同時にクラウドファンディングを実施する、珍しい取り組みをスタートしている。
現在、WonderFlyでは、「あなたの日常に防災をプラスする」をテーマに独創的なモノづくりのアイデアを募集している。期間は9月1日まで。たとえば、帽子やネクタイ、服やスマホなど、普段身につけているモノが、万が一のときに災害から身を守ってくれるようなものを求めているという。
なお、アイデアそのものはWonderFlyでのみ受け付ける。朝日新聞のA-portは、受賞作の商品開発に必要な資金調達のフェーズで協力する。
一次選考通過者は、9月上旬をめどにを発表予定だ。通過したアイデアに対し、9月上旬から下旬にかけてWonderFLYホームページ上で一般投票。さらにANAと朝日新聞による最終選考を経て9月25日に受賞者を決定する。
受賞者にはANAから100万円の資金を提供し、その資金をもとに試作品を開発。12月中旬をめどに、両社が運営するクラウドファンディングにて、商品開発のための資金調達のステップへと進むという流れだ。
商品化したアイデアには、「量産・販売に向けたビジネスマッチング」や「流通支援」を可能な限り提供するとしている。
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