「Google Chrome」からユーザーを取り戻そうと、Microsoftは「Microsoft Edge」ブラウザの改良を続けている。Edgeを適切に設定し、向上した機能の使い方を覚えれば、GoogleをやめてMicrosoftでブラウジングするようになるかもしれない。
ChromeからEdgeに移行するからといって、何も「Google検索」から離れる必要はない。Edgeのデフォルトの検索エンジンは「Bing」だが、Google(または、OpenSearchを利用するその他の検索エンジン)に切り替えることができる。デフォルトの検索エンジンを設定するには、Edgeの右上隅にある3つのドットのボタンをクリックして「設定」をクリックし、「詳細設定を表示」で下にスクロールしてから、「検索エンジンの変更」を選択する。Edgeでは、一度もアクセスしたことがない検索エンジンはリストに表示されないので、いったんGoogleのホームページにアクセスしてからEdgeの検索エンジンを変更する必要がある。
「詳細設定」パネルには、「Microsoft EdgeでCortanaを有効にする」という切り替えスイッチもある(EdgeでCortanaを使用するには、システム全体でCortanaを有効にしておかなければならない)。このスイッチをオンにすると、Microsoftの仮想アシスタントCortanaが随時ポップアップ表示され、Edge上の操作をサポートしてくれる。サポートできるときには、Cortanaの音声が聞こえるかわりに、Cortanaを示す円のアイコンがEdgeのURLバーに表示される。例えば、「iPhone 8」の記事を読んでいるときであれば、Appleの次期スマートフォンについて、Cortanaが他の記事もお勧めしてくれる。あるいは、アイスクリームの「Blizzard」が食べたくてDairy Queenのサイトにアクセスしたときには、Dairy Queenの最寄りの店舗を教えてくれる。YouTubeで音楽を聴いているときも、Cortanaはそれを判断し、歌詞を表示しようかと提案してくる。筆者が気に入っている機能だ。
複数のタブを開いていると、どのタブがどんなページか分からなくなることがある。そんなときは、タブの右にある小さい下向き矢印ボタンをクリックすると、タブが拡大されて各ページの小さいサムネイルが表示される。筆者はタブを区別するために、各タブに表示される小さいファビコンにまだ頼っているが、同じサイトから複数のページを開いているときには(ファビコンが同じになってしまうので)、Edgeのタブプレビュー機能が便利だ。カーソルをタブの上に置いても、そのページのサムネイルが表示される。
開いている複数のタブを、閉じたくはないがちょっと片付けておきたいときがある。Edgeでは、現在のタブをいったん保存し、わざわざ閲覧履歴から呼び出さなくても後で再表示することができる。タブを保存するには、タブの左にある小さいボタンをクリックするだけだ。タブはコレクションとして保存され、コレクションごとでもページごとでも後で復元できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」