「女はエンジニアに不向き」と主張したグーグル社員、「一線を越えた」と解雇か

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 特定の性別や人種に偏る従業員の構成を改め、多様性に富んだ職場の形成に取り組むとしているGoogleだが、社内ネットワークに「テック業界に女性が少ないのは、偏見や差別によるものではなく、男女の生物学的な違いが原因」と主張する文書が投稿されて騒ぎになった。そして、Bloombergの報道によると、この文書を書いたとされる人物、James Damore氏は解雇されたという。

 Bloombergは、Damore氏が解雇の件をメールで認めた、と報じている。解雇の理由について、同氏は「ジェンダーに対するステレオタイプを捨てられないでいること」としたそうだ。

 この問題を受ける形で、Google最高経営責任者(CEO)のSundar Pichai氏は、同社公式ブログに従業員宛てのメッセージを投稿。そのなかで同氏は、同社の多様性確保に向けた取り組みを批判する今回の文書が「行動規範の違反」に相当するとし、「我々の職場において、ジェンダーに関する有害なステレオタイプを助長させてしまい、一線を越えた」と非難している。ただし、Damore氏など、特定の人物に対する言及はない。

 Damore氏のLinkedInアカウントによると、同氏はハーバード大学でシステム生物学を専攻し、在学中の2013年5月から8月にかけ、Googleでソフトウェア技術者のインターンを体験。その後、博士号を取得して2013年12月に入社した。記事執筆時点(日本時間8月8日15時)、LinkedInに掲載されている肩書きはGoogleのシニアソフトウェア技術者のまま。同氏のGoogle+アカウントおよびFacebookアカウントの肩書きも、Googleのソフトウェア技術者となっている。


Damore氏のLinkedInアカウント(出典:LinkedIn)

Damore氏のGoogle+アカウント、Facebookアカウント(出典:Google+、Facebook)
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