ショッピングアプリ「PRIMO」を展開するプリモは7月11日、InstagramやYouTubeなど、ユーザーが投稿する写真や動画にQRコードを埋め込むことで“売り主”になれるアフィリエイトサービス「freedom」を、7月末より全世界で開始すると発表した。
PRIMOは、QRコードを使った決済システムを内蔵するショッピングアプリ。雑誌やテレビCM、動画・写真共有SNSなど、さまざまなメディアに掲載されたQRコード「PRIMOタグ」をアプリを利用して読み取るだけで、商品の決済が完了する。対応言語は、日本語、英語、中国語。
現在、メンズアパレルを取り扱う1PIU1UGUALE3や美容に関するVogue Internationalなど、化粧品や食料品、アパレル小売店を中心に170店舗がPRIMOのQR決済システムを導入している。freedomの開始に併せて、PRIMO上でオンラインマーケットプレイスを開設。オープン時は170店舗1万点のアイテムをそろえ、年内には500店舗10万アイテムを目指す。
また、7月11日より日米で「PRIMOインフルエンサー」の事前登録をスタート。オンラインマーケットプレイスに商品を登録するだけでQRコードを使った販売が可能になるため、個人事業主や小売店などの小規模事業主でもアフィリエイトを使った商品の販売が可能となる。
同社によると、従来のアフィリエイトサービスでは、SNSにおいて、写真や動画に商品購入のリンクを貼ることができず、外部サイトを立ち上げるなど複数のプロセスが必要で、離脱率の大きな要因となっていたという。PRIMOでは、インフルエンサー1人1人に、商品ごとに独自のPRIMOタグを発行し、SNSを利用できるようになったほか、インフルエンサーごとの売り上げ状況を正確に管理することが可能だ。
より大規模なインフルエンサーネットワークの構築も進めており、freedomの先行受付開始と同時に、クロスフィニティ、クロスリング、Lxgic、じゃぱんじゃぱん、レナートエンターティメント、DiGGと提携する。これにより、国内約200万人のインフルエンサーにPRIMOのアイテムを紹介可能。今後は日本だけでなく、グローバルなインフルエンサーネットワークを展開する。
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