Nokiaは6月21日、日本のコンシューマー市場にデジタルヘルス領域で再参入すると発表した。Nokiaは2016年、ウェアラブル機器メーカーWithingsを買収している。
Nokia デジタルヘルス・アジア・マーケティング責任者のジュリアン・ド・プレオモン氏は、「日本ではかつて、モバイルビジネスのシェアが十分でなく撤退したが、ほぼ10年ぶりにコンシューマー市場に戻ってきた」とあいさつ。
今後について、「ユーザー自身の健康を促進し、友人や家族も健康に過ごせるよう支援していきたい。心血管疾患の9割は予防可能。データを提供するだけでは意味がない。アクションにつながるインサイトを提供したい。デジタルヘルスマーケットは、2024年までに3000億ドルを超えると試算している。デジタルヘルス市場のリーダーになれるチャンスがある。デジタルヘルスの変革をNokiaが担っていきたい」と語った。
これまで日本で展開してきたWithings製品は、ロゴを変えてNokiaブランドとして販売する。また、これに伴いWi-Fi接続型のBMI体重計「Nokia Body」(税込参考価格:8510円)を発表した。国内総代理店のソフトバンク コマース&サービスの協力のもと、Amazon.co.jpや家電量販店で展開する。
従来のWi-Fi対応の体組成計「Body+」と心臓健康チェックもできる「Body Cardio」に加え、低価格なNokia Bodyをラインアップに加えることで、ユーザーの拡大を狙う。
また、今回の変更に伴い、アプリもバージョンアップ。すでにWithingsのユーザーは、アプリ「Nokia Health Mate アプリ」としてバージョンアップ版が配布されている。
コーチングプログラムを提供し、ユーザーインターフェースをシンプルにした。各製品のデータを集計し、体重やアクティビティ、睡眠などのデータを1つのアプリで管理できる。iOS版とAndroid版が用意されており、各ストアからダウンロードできる。
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