Nokia Technologies 統括責任者の守屋文彦氏は、「Nokiaは152年の歴史を持ち、世界で3兆円の売り上げを持つ会社。ネットワーク機器を中心としたB2Bが主力ビジネスだが、日本でも活発にビジネスをしている。ネットワーク機器を3大オペレーターに提供しており、5Gの通信技術標準化にも技術貢献をして中心的な役割を果たしてきた。スマートフォンを使うとき、(間接的には)毎日Nokia製品を使っているといっていい」と説明する。
ネットワーク機器とヘルスケアのシナジーはどこにあるのか。まだ日本では展開していないが、海外ではフィンランドの大学と連携プロジェクトを進めているという。
病院で患者にヘルスケアの端末を配り、日常のデータと電子カルテなどの医療機器データを合わせることで、例えば退院後の診察もより多くのデータをもとに詳しくみられる。あるいは、ケアマネージャーが活用するといったことを考えているという。
「個人としてのパーソナルヘルスケアを超えて、社会として医療とパーソナルヘルスケアをつなぐ。それにはネットワークが必要になってくる」と説明する。また、会社ではNokiaのネットワーク機器を使い、従業員のヘルスケアに役立てるプログラムとセットで使うシステムづくりも進めているという。
「企業はやはりコンシューマーというタッチポイントを持っていることが重要。コネクテッドヘルスケアとして、なじみがいいものと考えている」(守屋氏)と説明した。
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