KDDIは6月21日、IoT向け回線サービス「KDDI IoTコネクト Air」において、新たにセキュアな3つの接続機能「+Beam」「+Canal」「+Direct」を提供すると発表した。
新たに提供する3つの接続機能は、ソラコムの「vConnec Core (クラウド上に構築された携帯通信コアネットワーク)」をベースとしたオプション機能。同オプション機能により、より容易かつセキュアにIoTやM2M用途に適したクラウド連携が可能となる。
+Beamは、利用者端末からの通信の暗号化をKDDI IoTコネクト Airプラットフォームが代替して行うことで、セキュアな通信が可能になるもの。端末側の負荷軽減につながるほか、消費電力を抑えることも可能としている。
+Canalは、KDDI IoTコネクト AirプラットフォームとAWS上の利用者VPCの間を直接接続することで、利用者端末からクラウド環境まで一貫して閉域接続にし、セキュアな通信を可能にする。
+Directは、KDDIのネットワークサービス「KDDI WVS 2」「KDDI WVS」を用いて、利用者端末から拠点までを閉域接続し、セキュアな通信を可能とする。
なお、+Canalと+Directでは、利用者の拠点から端末へと固定IPアドレスを用いてアクセスも可能なため、よりセキュアなシステム構築が可能としている。
申し込みについては、+Beamと+Canalは、KDDI IoTコネクト Airユーザーコンソールから行う(+Canalを利用するには、別途AWS上のVPCを用意する必要がある)。+Directについては、KDDI専用申込書を利用する。
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