このブログ投稿が警告を意図したものか問い合わせたところ、Intelの広報担当者が送ってきたのは、同社のバイスプレジデント兼ゼネラルカウンシルSteve Rodgers氏による以下の声明のみだった。
「Intelは知的財産権を尊重しており、他社にも同じことを期待している。x86テクノロジは、当社の独占技術であると同時に当社の事業の中核を成すものであり、他の企業がこれを不適切な形で模倣していると思われる場合は常に、注意を払っている。x86テクノロジをエミュレートしたと主張するいかなる製品に対しても、われわれは徹底的に評価し、その製品が権利を侵害していると考えられる場合は、迷うことなく知的財産権を行使するつもりだ」
Qualcommの広報担当者からも、以下の声明が電子メールで寄せられた。
「先ごろASUS、HP、レノボに関する発表を行った当社としては、競合企業の1つが6月8日に公開したこのブログは実に興味深いものだ。われわれは、『Qualcomm Snapdragon 835 Mobile PC Platform』を搭載した常時接続型の『Windows 10』PCが年内にリリースされるのを楽しみにしている。COMPUTEX 2017でMicrosoftとともに発表したとおり、Snapdragon 835 Mobile PC Platformは、最大でギガビットクラスのLTE接続に対応するとともに、スマートで薄型、ファンレス設計の本体に搭載したバッテリを丸一日利用できるようにすることで、本当の意味でネットに常時接続できるPC体験を実現する。これは、パーソナルコンピューティングの未来を変えることになるだろう」
Microsoftの広報担当者も声明を寄せた。ただし、知的財産権や特許に関する直接的な言及はない。
「われわれの元には、優れた生産性をもたらす常時接続型のPCを手頃な価格で提供してほしいという顧客からの声が以前から寄せられている。このような魅力的なデバイスを、さまざまなパートナーと連携しながら市場に送り出せるとわれわれは確信している」
Microsoftの広報担当者は、この声明以外に伝えられることはないと語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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