クアルコムは12月8日(中国時間)、ARMベースのモバイル向けSoC「Snapdragon」搭載デバイスにおいて、「Windows 10」をサポートすると発表した。Snapdragonを搭載したWindows 10 PCは、2017年に発売予定だとしている。
これは、Microsoftが中国・深セン市で開催している「Windows Hardware Engineering Community(WinHEC)」で発表した。Snapdragonのサポートにより、パートナー企業は、モバイルや省電力性能に優れ、常時接続可能なセルラーPCデバイスを設計できるようになるとしている。
これまで、ARMに対応したMicrosoft製OSとして「Windows RT」が存在したが、Intel製CPUでの動作を想定したWin32アプリケーションはサポートしておらず、限定的な用途でしか使用できなかった。今回、ユニバーサルWindowsアプリに加えWin32アプリにも対応することで、Windowsのフル機能が使えるようになる。
Microsoftが公開したデモ動画では、ウェブブラウザ「Microsoft Edge」や「Microsoft Office」といったソフトをはじめ、Win32バージョンの「Photoshop」が動作する様子を確認できる。
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