新しい報道によると、Microsoftは「Windows 10」搭載PCをスマートホームハブにしようとしている。
同社はWindows 10用の「HomeHub」機能に取り組んでいると報じられている。PCでスマートホーム機器との通信や制御をしたり、家族でカレンダーやアプリへのアクセスを共有したりできるようになると、The Vergeは報じている。
この記事によると、Microsoftは、Philips Hue、Nest、Insteon、Wink、サムスンの「SmartThings」など、人気の高いスマートホームベンダーをサポートすることを「暫定的に計画」しているという。ユーザーは、Microsoftの音声アシスタント「Cortana」を用いた音声コマンドを使えるようになる見込みで、Microsoftは、HPやレノボなどのPCメーカーと共同で、新しいホーム機能をサポートする休日用コンピュータを開発中だとThe Vergeは報じている。
もう1つの大きな変更点として、「新しい初期画面に、家族がToDoリスト、カレンダー、メモを使用できる『常時オン』のデジタルコルクボードが表示される」とThe Vergeは伝えている。初期画面は「台所用PC」をイメージしてデザインされており(台所専用のPCがあるというのは一般的なのだろうか)、新しい小型の画面付デバイス用に設計されているという。
同記事によると、Microsoftはこの新しい初期画面やその他の機能を、9月のWindows 10アップデートで提供する計画だという。
IT大手各社は新しいコネクテッド製品の売り込み先として一般家庭に狙いを定めており、その競争はますます激化している。これは、電気コンセントに差し込まれるすべてのものを接続し、個々の機器が互いに通信できるようにしようというモノのインターネット(Internet of Things:IoT)と呼ばれる新しい分野の1つだ。Amazonは、高い人気を誇るEchoスピーカーと「Alexa」音声アシスタントにより、この分野で一歩リードしている。「Google Home」は僅差で2番手に位置するが、AppleやMicrosoftなどは後れをとっている状態にある。Appleは6月の開発者会議WWDCで、Echoに競合する同社製品を発表する可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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