GMOメディアが運営する、10代女性に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は3月28日、スマホネイティブ世代が、どのような方法でお小遣い稼ぎをしているのかを調査した。調査期間は3月15〜17日。
調査対象は中学生以上の10代の女性。有効回答数は2685人で中高生が中心となる(中学生55.1%、高校生40.5%、大学生・専門学校生4.4%)。スマホの所有率は96.8%にのぼり、OSは「iOS」が56.8%、「Android」が36.9%となっている。
10代女性に、インターネットを利用したお小遣い稼ぎの経験を尋ねたところ、「インターネットを利用したお小遣い稼ぎを行ったことがある」(29.2%)が約3割という結果になった。その方法については「ポイントサイトに登録してポイント交換」(40.3%)と「不用品などを販売」(35.3%)が突出している。
「(ポイントサイト以外を利用して)直近1年以内にインターネット上でお小遣い稼ぎをしたことがある」と回答した人に、「直近1年間で最も稼いだ月の合計金額」を尋ねたところ、「わからない・おぼえていない」を除くと、「1000円未満」(22.2%)、「1000円〜3000円未満」(18.4%)と続き、少額であるほど稼いだ経験のある子が多い傾向にあることがわかった。一方で、「5万円以上」稼いだ人も4.3%いる結果になった。
続いて「ポイントサイトに登録してポイント交換」するという人に、ポイントの獲得方法を聞いたところ、「アンケートに答える」(75.9%)、「動画を視聴する」(75.3%)、「アプリをダウンロードする」(66.5%)という回答が多く、それぞれ6〜7割台という結果がでた。
「不用品などを販売する」と答えた人にその販売方法を尋ねたところ、ほぼ100%が「フリマアプリ」(97.8%)を利用。また、「SNS」(19.9%)を活用している人も一定数いるいることがわかった。また、カテゴリ別では「エンタメグッズ」(44.4%)、「アイドルグッズ」(39.7%)、「衣料品」(36.5%)という結果となった。
販売理由については、「捨てるのはもったいないと思うから」(66.4%)や「お小遣いやアルバイトだけではお金が足りないから」(41.9%)という声が上位に挙がってる。
インターネットでの不用品販売について、保護者に話しているかどうかを尋ねたところ、保護者に話している人が75.5%だった。一方で、話していない人も2割弱存在していることから、同社では、特に未成年の子を持つ保護者は、インターネット上の売買でのトラブルを未然に防ぐ意味でも、不用品の取り扱いについて注視する必要があると指摘している。
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