WikiLeaksは米国時間3月23日、新たな流出文書を証拠として、米中央情報局(CIA)が「IPhone」や「MacBook」などのApple製品に侵入するためのツールを開発していたと主張した。
ツールは2009年〜2013年にさかのぼるもので、現行のApple製品に影響がある可能性は低い。流出文書によると、CIAは市販されている中でも最高レベルのセキュリティ保護機能を持つ一般消費者向け電子機器に対し、その製品への直接アクセスが必要なハッキング手法を用いて侵入を試みたという。
この文書が本物なのか、それとも改変されたものなのかについて、米CNETでは検証ができない。
WikiLeaksはプレスリリースで、CIAが「米国と国外でやりとりされるメール注文やその他による配送品に干渉する(開封し、感染させ、再出荷する)などして」、Apple製品にアクセスし感染させた「らしい」としている
CIAはこれに対し、3月上旬に出した声明を繰り返し、この文書が本物なのかどうかに関するコメントを避けた。CIAはこの声明の中で、「この国を外国の敵から守るため、革新的な発想をして、最先端の技術を利用し、防御の第一線になることはCIAの使命である。米国には、そこまでして守る価値がある」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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