Microsoftは「Windows Holographic」シェルを搭載する「Windows 10」PCとペアリング可能な仮想現実(VR)ヘッドセットの開発で、複数の端末メーカーと提携することを2016年に発表した。
そしてMicrosoftは米国時間3月1日、「Game Developers Conference」(GDC)で、そうしたVRヘッドセット向け開発キットの出荷を3月に開始すると発表した。AcerやASUS、Lenovo、HP、Dellなどが発売予定の実際のヘッドセット(価格は299ドルから)は、2017年中に消費者への出荷が開始される見通しだ。
この開発キットには、Acerが試作したヘッドセット、ドキュメンテーション、「Windows 10 Insider Preview Build」へのアクセス、複合現実(MR)アプリケーションを構築するためのソフトウェア開発キット(SDK)が含まれる。Acerが試作したヘッドセットは、1440×1440の高解像度液晶ディスプレイ×2、最大90Hzのディスプレイリフレッシュレート、端子によるオーディオ出力とマイクのサポート、HDMI 2.0(ディスプレイ)とUSB 3.0(データ)による接続機能を提供する1本のケーブルを備える。
Microsoftは発表の中で、「Windows Holographic」を「Windows Mixed Reality」と呼ぶようになったこともそれとなく伝えている。
さらに、Microsoftは「『Project Scorpio』を含む『Xbox One』シリーズの端末群へのMRコンテンツ提供を2018年に開始する」計画だとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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