「Google Play」が、ゲーム関連の機能を強化する。
Googleは米国時間2月27日に開催した「Developer Day」で、アプリストアサービスであるGoogle Playの見せ方を刷新するとともに、開発者らが収益性を向上させ、パフォーマンスを分析するための新しいツールを追加することを発表した。
Googleのモバイルソフトウェア「Android」上で提供されるゲームは2016年、「Pokemon GO」や「Clash Royale」にけん引されて世界的に大盛況だった。2016年にはブラジル、インド、インドネシアなどの国で、3億人もの新規ユーザーがAndroid上でゲームをプレイした。Googleは、まもなくリリース予定の最新アップデートで、隠れたお宝ゲームにスポットライトを当てようとしている。
Google Playを開くと、ゲームがダウロード件数ではなくエンゲージメント率によって整理されて表示されるようになる。つまり、それほど人気の高くないゲームに、注目を浴びるチャンスが与えられる。
「素晴らしいゲームがあまり表示されず、しかるべき注目を集めないケースが多々ある」とGoogle Playの製品管理ディレクターを務めるPaul Bankhead氏は述べ、「ダウンロード件数だけでなく、ユーザーのエンゲージメント率を考慮して最適化するように、アルゴリズムのチューニングを開始した」としている。
Google Playでは、ゲームの星評価に加えて、プレーヤーがそのゲームを再プレイする頻度や、ゲームのプレイ頻度を基に、そのゲームをどの程度プロモーションするべきかを判断するようになる。エディターらが品質の高いゲームを紹介する新しい「エディターのおすすめ」ページも2月中にリリースされる。
ゲーム開発者らも、27日から「Google Play Developer Console」で独自に価格やプロモーションを調整できる。Googleがこの機能をテストした際、キャンペーン中はダウンロード件数が20倍に増加したことが開発者らによって確認されたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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