「Googleアシスタント」は、これまでスマートフォンではGoogleの「Pixel」にしか対応していなかったが、早ければ今週、米国で広く「Android 6.0」および「Android 7.0」搭載デバイス向けにリリースされる。カナダ、オーストラリア、ドイツ、英国のユーザーも近くこの機能を利用できるようになる。
Googleアシスタントは、会話するようにスマートフォンに話しかけると、天気、フライト情報、アポイントメントに関する質問に答えてくれる機能だ。このアシスタントはスマートホームの制御も可能で、Amazonの「Alexa」と直接競合する。テクノロジ大手各社が引き続き独自の人工知能(AI)アシスタントを強化して、より多くのユーザーを引き付けようとしているなか、GoogleはGoogleアシスタントが使えるスマートフォンを増やすことで、巨大なユーザー基盤を簡単に確保できることになる。
アップデートを受け取るには、自分のAndroidスマートフォンをアップデートする必要はない。Googleによると、Googleアシスタントはリリース後、「Google Play Services(Google Play開発者サービス)」がインストールされているスマートフォンで利用できるようになるという。Googleアシスタントをより多くの端末で利用できるようにする今回の動きに先立ち、LGはスペインで現地時間2月26日、Googleアシスタントを搭載した新型スマートフォン「LG G6」を発表した。
スマートフォン以外では、Googleアシスタントはすでにスマートスピーカ「Google Home」や「Android Wear 2.0」搭載デバイスで利用できるようになっており、近く「Android TV」や自動車にも搭載される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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