10周年を迎える「iPhone」の最新版は、虹彩認証、ワイヤレス充電のほか、従来のLCDに代えて有機EL(OLED)ディスプレイを採用するかもしれないとDigitimesが報じている。また、暫定的に「iPhone 8」と呼ばれているこのスマートフォンは、サプライヤーに需要に見合う供給量を確保させるため、「通常より早く」生産を開始する可能性があるという(Appleは、この新型iPhone用のチップとコンポーネントに、より厳格な検査規則を適用するとも言われている)。
初代iPhoneの発売から10周年を迎えるにあたり、Appleは大幅なハードウェアの変更とソフトウェアのアップデートを行うものとみられる。ますます洗練の度を高めるライバル製品に対抗し、iPhoneの小さな変更を重ねるスタイルに飽きた購買者を満足させるためだ。
次期iPhoneをめぐっては、ガラスとスチール製のボディ、エッジがカーブした画面、物理ホームボタンの廃止など、これまでに様々なうわさが流れている。さらにAppleはiPhone 8に加えて、2種類の「iPhone 7s」を発売する可能性もあると、DigitimesはKGI SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏の話として伝えている。
スマートフォンのロックを解除する方法の1つとして虹彩認証を用いる技術は、すでにサムスンとMicrosoftのスマートフォンに搭載されているが、AppleのiPhoneに採用されるとすれば、これが初めてということになる。ドイツ語のサイトHandy Abovergleichは、次期iPhoneの外観を予想した数点の画像まで作成している。
また、ワイヤレス充電のうわさに関しては、AppleのサプライヤーであるFoxconnが、次期iPhone用としてワイヤレス充電をテストしていると報じられており、先述のKuo氏は、2017年に発売されるiPhoneの全モデルに同機能が搭載されるだろうと述べている。
次期iPhoneのOLEDディスプレイについても、以前に話題に上っている。また、この技術の採用によって、iPhoneの価格が1000ドルを超えると見る向きもある。
Appleは、今のところコメントの要請に応じていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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