10周年を迎える「iPhone」--次期モデルに関するうわさまとめ - (page 3)

Justin Jaffe (Special to CNET News) Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2017年02月16日 07時00分

 こうしてスペースを空けられれば、上下のベゼルをスリム化し、同じサイズのボディにもっと大きな画面を搭載できる可能性がある。もちろん、Appleは出願した特許のごく一部すら商品化しないので、確実に実現するとはとても言えない。

ワイヤレス充電に対応か

 Appleのワイヤレスヘッドホン「AirPods」は始まりにすぎないのかもしれない。次期iPhoneでは、唯一残っていた従来型のコネクタ「Lightning」ケーブルがなくなり、ワイヤレスで充電されるようになる可能性がある。

 この話題について、アナリストやテクノロジ系メディアが盛んに論じている。The Vergeは、Appleがワイヤレス充電の専門家を増やしていると報じており、Nikkei Asian Reviewは、Appleの主要製造パートナーの1社であるFoxconnが、2017年モデルのiPhone用にワイヤレス充電モジュールを製造中だと報道している。また、AppleアナリストのKuo氏はMacRumorsの記事で、次期iPhoneの3モデルすべてでワイヤレス充電が採用されると述べた。

 見逃せない事実として、サムスンの最上位機種は2015年モデルの「Galaxy S6」からワイヤレス充電に対応しており、一部の「Lumia」スマートフォンでも(Nokia製、Microsoft製ともに)前々から採用されている。

もっと水に強いiPhone

 当然ながら、Lightningポートが廃止されるとしたら、耐水性能と防塵性能が大きく向上するだろう。Korea Heraldの報道によると、次期iPhoneの耐水性は現在のIP67からIP68へと、規格の上でも向上するという。ただし、耐水についてもAppleは競合に後れを取っている。サムスンの2016年モデル「Galaxy S7」はIP68対応だ。

カメラが拡張現実へのポータルに

 AppleのCEOであるTim Cook氏はこのところ、デュアルレンズのカメラについて口にすることが多い。おそらく、バーチャルな物体を現実世界に重ねて表示するのに役立つからだろう(Google陣営のスマートフォンには、すでにある機能だ。質はともかくとして)。

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提供:Sarah Tew/CNET

 次期iPhoneにデュアルレンズのカメラが搭載され、周囲の空間をスキャンしてそこに高精度で3Dオブジェクトを重ねられるようになる可能性はある。そうなれば、たとえばiPhoneのカメラを人や物の方に向けるだけで、その人や物が認識されるかもしれない(Appleは「iOS 10」の顔認識ソフトウェアで、それに少し近いことをすでに実現している)。

 高度な光学技術が、自撮りよりもっと有益に使われることになりそうだ。

価格はどうなる

 Fast Companyは、10周年記念モデルのiPhoneは1000ドルを超える可能性があると報じている。ただしこれは、バーチャルなホームボタン、AR機能、OLEDディスプレイ(これは特に可能性が低いと米CNETではにらんでいる)、大幅なメモリ増量など、予測されている機能やコンポーネントを一切合切つぎ込んだ場合の計算だ。参考までに書いておくと、現行の最上位機種は「iPhone 7 Plus」の256Gバイトモデルで、標準価格は969ドルだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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