富士通と米Marketoは1月13日、マーケティングオートメーション(MA)事業で協業したと発表した。サービスパートナー契約とテクノロジーパートナー契約を締結し、MarketoのMAプラットフォーム導入支援のほか、富士通のマーケティングソリューション「FUJITSU Digital Marketing Platform CX360」とMarketoを連携させる新機能を開発する。
導入支援では、富士通のマーケティングフレームワークを通じ、データ分析にもとづいたターゲット顧客・商材、カスタマージャーニーにもとづくコンテンツ、チャネルを選定することで、MAの効果を最大限に引き出す戦略を立案。また、CRMやCMSなど、複数のソリューションとMAを連携させたデジタルマーケティングをトータルで設計する。
富士通では、「FUJITSU Cloud Service クラウドファイルサーバー」などのSaaS商品に対してMarketoを活用しており、見込み顧客情報の属性・行動に応じたシナリオ型プロモーションの自動化など、B2B領域でのマーケティング実践ノウハウを蓄積している。こうしたMA導入の経験を持つスペシャリストがMarketoの導入から運用、定着までを支援する。
新機能となるCX360との連携では、Marketoから取り込んだデータに加えて、「Adobe Analytics」や「Google Analytics」のログ、FacebookやtwitterといったSNSのデータを組み合わせたマーケティングダッシュボードをCX360のビジネスマネジメントプラットフォーム上に実装。MAやメール、SNSなど複数のマーケティング施策の効果測定を一元管理できる。
また、CX360のビジネスマネジメントプラットフォームでの分析結果を、Marketoと自動連携させる仕組みを構築する。複数のデータソースを活用することで、顧客行動パターンにもとづく顧客のセグメンテーション情報を生成。分析にもとづいたタイムリーな施策をMarketoから実行できるようになる。
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