GMOメディアは、「プリキャンティーンズラボ」において、「10代女子のスマホ写真事情に関する調査」を実施した。有効回答数は3930人。年齢は、13~16歳がボリュームゾーンとなっており、中高生が約90%を占める。また、スマートフォンを所有していると答えた人は91.1%で、OSは「iOS」が56 .1%、「Android」が32.3%。
スマートフォンを所有していると答えた人に、「2016年にスマホで撮影した写真の枚数」を聞いたところ、「501枚以上」が合計で45.4%となった。内訳を見ると、「501~1000枚(17.6%)」が最多であるものの、「1001枚以上」の合計は27.8%にのぼり、中には年間2001枚以上写真を撮影する人も1割超(13.2%)いることがわかった。
また、撮影した写真の種類に関しては、「友達との自撮り写真(29.1%)」と「SNOWなど他のカメラアプリで撮影した写真(26.5%)」が突出している。SNOWをはじめとする顔認証機能のあるアプリの流行が、友人との自撮り写真の撮影を後押ししていることがうかがえる。
9割以上の子が「LINEトーク」で写真を共有していることから、友達や家族など特定の相手に見せる目的で撮影し、送信し合っていることがわかる。また、LINEタイムラインでも57.3%が写真を投稿しており、メッセージのやりとりだけでなく比較的クローズドなSNSとしてLINEを活用する人が多く見られる。一方で、Twitter(55.8%)やInstagram(31.3%)への投稿も活発だ。
続いて各サービスに投稿している写真の内容について質問したところ、Twitter、LINEトーク、LINEタイムラインでは、「友達との自撮り写真」という回答がそれぞれ半数を超え最多だったのに対し、Instagramでは「食べた料理・ドリンクの写真」が49.5%とトップで、友達との自撮り写真は42.1%だった。
特に「LINEトーク」では、「友達との自撮り写真」を共有する人が65.8%と、ほかのサービスと比較しても多いことから、友達と撮った写真をその場でトークルームに送信したり、トークルームのアルバム機能を使って思い出として共有したりする人が多いことがわかる。
TwitterとInstagramに写真を投稿する理由を聞いたところ、「良いと思ったものをみんなにも共感してほしい」が、Twitterで54.9%、Instagramで54.6%だった。また、「思い出を残したい」は、Twitterで52.9%、Instagramで46.0%となり、上位にランクインした。
特筆すべき点として、「おしゃれだと思われたい」という回答が、Twitterで8.8%だったのに対し、Instagramでは16.2%と、約2倍のポイント差がついた。ファッションコーディネートなどはTwitterよりもInstagramで投稿し、おしゃれをアピールするユーザーが多いと考えられる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」