「Microsoft Surface Pro」の対抗機に位置づけられる「Eve V」のファンたちが、クラウドファンディングサイトの「Indiegogo」に殺到し、500台のEve Vが3時間もしないうちに完売した。
一方でフィンランドの新興企業であるEve technologyは現地時間11月21日、この洗練されたブラックカラーの「Windows 10」搭載デバイス、Eve Vの価格をついに明らかにした。Eve Vのデザインと中核機能は、約1000人のファンから得たフィードバックに基づいて決められている。
Eve Vは最終的に2in1デバイスになった。MicrosoftのSurface Proに似ているが、Surface Proより新しいIntel製プロセッサと大容量のバッテリを搭載し、新旧タイプの多くのポートと4つのスピーカーを備え、電源ボタンには指紋センサが巧みに埋め込まれている。また、ブロートウェアでデバイスに負荷をかけないことをうたっている。
EveはIndiegogoのキャンペーンで97万ドル超(本稿掲載時点)を獲得している。なおEve Vのファンは、まだ3モデルのいずれかを予約注文できる。これらのモデルは、最初の500台が早期支援者に出荷されてから間もなく、4月か5月に出荷される予定だ。
Eve Vの価格は、エントリーモデルのIntel製「Core m3」モデルが699ドルで、8GバイトのRAMと128Gバイトのソリッドステートドライブ(SSD)を搭載する。
「Core i5」モデルは959ドルで、8GバイトのRAMと256GバイトのSSDを搭載する。最上位モデルの「i7」モデルは1399ドルで、16GバイトのRAMと512GバイトのSSDを搭載する。
Eve Vの予約注文時の価格は、予定小売価格よりかなり低く設定されている。現時点での価格で見ると、仕様が似ている「Surface Pro 4」よりはるかに低価格だ。ただし、i7モデルは割引額が770ドルとなっているので、予約注文の期間が過ぎると2169ドルとなり、Surface Pro 4の価格にかなり近くなる。
Eveは、Wi-Fiモデルで機能することが確認できればGPSも搭載すると述べている。機能しなければ、まだ開発するかどうか確定していないLTEモデルにGPSを搭載するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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