東京急行電鉄とMAMORIOは11月11日、忘れ物の早期発見を目的に、11月15日から約6カ月間、東急線渋谷駅で落し物追跡タグを活用した忘れ物検索・通知サービスを試験導入すると発表した。
MAMORIOは、Bluetooth Low Energyを搭載した世界最小(35.5mm)の落し物追跡タグ「MAMORIO」と、それを活用した忘れ物通知サービスを展開している。今回の取り組みは、ベンチャー企業と東急グループの事業共創を目的とした「東急アクセラレートプログラム2015」にMAMORIOが応募していたことから実現した。
追跡タグを付けた所持品を紛失した際、MAMORIOが提供する「クラウドトラッキング機能」を利用することで、紛失物の位置情報が確認できる。これは、ほかのMAMORIOユーザーや、駅などの公共施設に設置されたMAMORIOアンテナがキャッチした追跡タグの信号から、紛失物の位置を特定するもの。
今回の試験導入では、MAMORIOアンテナを東急線渋谷駅の忘れ物受付所(東横線・田園都市線渋谷駅ヒカリエ2改札口横の「お忘れ物受付所」)に設置。追跡タグの付いた紛失物の持ち主に位置情報を通知することで、忘れ物の早期受け渡しが可能になる。
導入結果を踏まえ、MAMORIOは、各種交通機関や商業施設などの各種遺失物センターへのMAMORIOアンテナ設置を進めることで、追跡タグの利便性向上を図る予定だ。
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