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スマホ向け“八徳”デバイス「PowerClip」--便利ツールを1つに

 スマートフォンが必要不可欠になった影響で、バッテリ切れ対策にモバイルバッテリ、ストレージ不足対策に外付けメモリ、置き忘れ対策に忘れ物防止タグなど、一緒に持ち歩くコンパニオンデバイスが増えてしまった。これでは、スマートフォンがどんなに多機能化しても本末転倒になってしまう。


スマホを助ける八徳デバイス(出典:Indiegogo)

 クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で解決策を探していたら、こんな面倒を一気に解決できる「PowerClip」を見つけた。ナイフや各種便利ツールをコンパクトにまとめた十徳ナイフのように、八徳デバイスと呼べる多機能性がある。

 PowerClipは、キーホルダーにぶら下げて持ち歩けるほど小さなデバイス。これでモバイルバッテリ、忘れ物防止タグ、外付けストレージ、LEDライト、活動量センサなど、8種類の機能を提供してくれる。以下で機能を1つずつ数えていこう。


キーホルダーに付けて持ち歩ける(出典:Indiegogo)

・機能1:モバイルバッテリ

 スマートフォンのバッテリがなくなりそうなときに、モバイルバッテリとして使える。しかも、スライド式でLightningコネクタまたはmicro USBコネクタを出せるので、iPhoneや各種スマートフォンに直接充電できる。


スマホを直接充電(出典:Indiegogo)

・機能2:キーファインダ

 PowerClipと一緒にしておいた鍵をどこかに忘れたときに、PowerClipアプリを使って置いた場所を探せる。

・機能3:スマートフォンファインダ

 逆にスマートフォンが見当たらないときは、PowerClipのボタンを押すとスマートフォンが音を鳴らすので見つけられる。

・機能4:落とし物防止

 PowerClipは加速度センサを内蔵しており、落とされたことを検知するとスマートフォンに警告を出す。これで鍵などを落とす心配がなくなる。


鍵やスマホをなくさない(出典:Indiegogo)

・機能5:外付けストレージメモリ

 スマートフォンに挿してストレージとして使えるほか、Bluetooth経由で無線接続できるので便利だろう。保存したデータはパスワードで保護される。

・機能6:活動量センサ

 歩数や歩いた距離、消費カロリーなどを計測し、スマートフォンに無線通信して伝える。

・機能7:LED懐中電灯

 ボタンをダブルタップするとLEDライトが点灯する。

・機能8:スマートフォンと同時充電

 PowerClipをスマートフォンに挿し、PowerClipにmicro USBで電力を供給すると、両方一度に充電できる。


スマホと一緒に充電(出典:Indiegogo)

 PowerClipには、バッテリ容量500mAh、ストレージ容量4Gバイトのコンパクトな「PowerClip micro」と、バッテリ容量1000mAh、ストレージ容量8Gバイトの「PowerClip PRO」、バッテリ容量1000mAh、ストレージ容量32Gバイトの「PowerClip PRO32」という3モデルが用意されている。

 なお、PowerClipの開発チームは、資金が十分に集まればiPhoneの「Apple Touch ID」や各種Androidスマートフォンの指紋センサに対応させる予定だという。

 Indiegogoでの目標金額は5万ドル。キャンペーンを始めたばかりの記事執筆時点(日本時間9月15日15時)で集まった資金は647ドル。

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