スマートフォンが必要不可欠になった影響で、バッテリ切れ対策にモバイルバッテリ、ストレージ不足対策に外付けメモリ、置き忘れ対策に忘れ物防止タグなど、一緒に持ち歩くコンパニオンデバイスが増えてしまった。これでは、スマートフォンがどんなに多機能化しても本末転倒になってしまう。
クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で解決策を探していたら、こんな面倒を一気に解決できる「PowerClip」を見つけた。ナイフや各種便利ツールをコンパクトにまとめた十徳ナイフのように、八徳デバイスと呼べる多機能性がある。
PowerClipは、キーホルダーにぶら下げて持ち歩けるほど小さなデバイス。これでモバイルバッテリ、忘れ物防止タグ、外付けストレージ、LEDライト、活動量センサなど、8種類の機能を提供してくれる。以下で機能を1つずつ数えていこう。
スマートフォンのバッテリがなくなりそうなときに、モバイルバッテリとして使える。しかも、スライド式でLightningコネクタまたはmicro USBコネクタを出せるので、iPhoneや各種スマートフォンに直接充電できる。
PowerClipと一緒にしておいた鍵をどこかに忘れたときに、PowerClipアプリを使って置いた場所を探せる。
PowerClipは加速度センサを内蔵しており、落とされたことを検知するとスマートフォンに警告を出す。これで鍵などを落とす心配がなくなる。
スマートフォンに挿してストレージとして使えるほか、Bluetooth経由で無線接続できるので便利だろう。保存したデータはパスワードで保護される。
歩数や歩いた距離、消費カロリーなどを計測し、スマートフォンに無線通信して伝える。
ボタンをダブルタップするとLEDライトが点灯する。
PowerClipをスマートフォンに挿し、PowerClipにmicro USBで電力を供給すると、両方一度に充電できる。
PowerClipには、バッテリ容量500mAh、ストレージ容量4Gバイトのコンパクトな「PowerClip micro」と、バッテリ容量1000mAh、ストレージ容量8Gバイトの「PowerClip PRO」、バッテリ容量1000mAh、ストレージ容量32Gバイトの「PowerClip PRO32」という3モデルが用意されている。
なお、PowerClipの開発チームは、資金が十分に集まればiPhoneの「Apple Touch ID」や各種Androidスマートフォンの指紋センサに対応させる予定だという。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。キャンペーンを始めたばかりの記事執筆時点(日本時間9月15日15時)で集まった資金は647ドル。
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