Spotifyは11月9日、音楽ストリーミングサービス「Spotify」のフリープランに対し、ユーザーの実際の広告視聴状況に応じて課金するタイプの広告「Spotify for Brands」の販売を開始した。
同サービスでは、広告付きのフリープランと、月額980円ですべての機能が広告無しで利用できるプレミアムプランを提供している。スマートフォン、タブレット、PC、PlayStation、テレビ、Wi-Fiスピーカー、自動車など、さまざまなデバイスで利用することができる。また、プレミアムプランであれば、オフラインでも音楽が楽しめる。
Spotify for Brandsは、「デジタルオーディオ広告」、「ビデオ広告」、「ディスプレイ広告」の3種類の広告フォーマットを持ち、いずれも1回の広告露出機会にひとつのブランド広告が表示される。
デジタルオーディオ広告は、音声とコンパニオンバナーを併用したデジタル広告フォーマット。従来の広告フォーマットとは異なり、音声でユーザーにアプローチし、さらにバナーから外部サイトへと誘導できる。
ビデオ広告は、フリープランにおいて楽曲間に配信されるビデオフォーマット広告。アクティブユーザーへの配信や完全視聴課金を行うとともに、自発的な動画視聴を促す設計を取り入れ、訴求力の高いビデオクリエイティブをユーザーへと確実に届けられるという。
ディスプレイ広告は、フリープランにおいて表示されるディスプレイ広告。初回起動時に表示されるブラウズ画面の一部を1日ジャックする大型バナーやウェルカムバナーなど、ブランディング効果を最大化する。なお、各広告は音声やビジュアルに関わらず100%視聴される設計になっている。
現時点では、ケイ・オプティコム、第一興商、日本コカコーラ、ネスレ日本、Netflix、ボーズ、ボルボ・カー・ジャパンなどがSpotify for Brandsの採用を決定している。
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