Googleは米国時間10月25日、企業顧客向けのデジタルホワイトボード「Jamboard」を発表した。このボードにはスタイラスペン2本とデジタル消しゴムが付属し、通常のホワイトボードのように書いたり消したりできる。
Jamboardは、職場での共同作業を想定した製品だ。Jamboardのユーザー同士なら、たとえ相手が外国にいても、このホワイトボード上で協業できる。情報の共有は、ウェブから、あるいはスマートフォンやタブレットの専用アプリを介して可能なので、「Googleドライブ」内のドキュメント、スプレッドシート、スライドから作業ファイルを取り込んだり、保存済みの写真を追加したりできる。
ブレインストーミングのセッションを終えたら、Jamboard上のデータをGoogleのクラウドに保存して、同僚と共有できる。そのおかげで、会議室を出る前に「消さないでください」とボードに書く手間が省けるというわけだ。
Jamboardは4K解像度の55インチ型タッチ画面を搭載する。また、HDウェブカメラとWi-Fi機能を搭載し、スピーカーも内蔵する。ソフトウェアとしては、付箋やステンシルなどの生産性ツールに加えて、手書きや形状の認識機能も備える。Jamboardはさらに、スタイラスを使って何かを書き込むのとは反対に、指を使って画面上の何かを消している場合も、それを認識できる。このボードはまた、ある意味ポータブルでもある。キャスター付きのスタンド上に設置されていて、1本のケーブルで簡単にセットアップできる。
Jamboardは、6000ドル未満の価格で、2017年に発売される予定だ。
Googleがこの新しいデバイスで直接競合するのは、Microsoftと、同社が2015年に発表した大画面のコラボレーションデバイス「Surface Hub」だ。Surface Hubの55インチモデルは9000ドルからとなっている。Googleによると、NetflixやSpotifyなど一部の企業顧客は、すでにJamboardを試用しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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