Appleがこうした振る舞いをするのはこれが初めてではない。Macが発売される前、「Apple II」という製品があったことを覚えているだろうか。Macの開発中、Apple IIのプロダクトチームは冷たくあしらわれていたそうだ。Steve Jobs氏はAppleの主要な収入源だったApple IIに無関心だった。同氏はMacの未来を信じていたからだ。
最終的にはApple IIは消えていった。とはいえ、Apple IIはMacが発売された後もたっぷり9年間、1993年まで販売されていたことを明記しておこう。
1980年代のApple II対Macと、現在のMac対iOSデバイスの間には、もう1つ大きな違いがある。現在の対決では、稼ぎ頭は古い方のテクノロジではない。Macの売上高がAppleの総売上高に占める割合は非常に小さい。従って、Appleがモバイルデバイスを優先するのも理解できる。
とは言うものの、MacシリーズはデスクトップPCの中では非常に人気のある製品だ。実際、他のPCの出荷が減少する中、Macの出荷は増加を見せている。さらに考慮すべき重要なポイントは、Macの販売が拡大する一方、iOSデバイスの販売は最近、鈍化していることだ。
では、Mac製品のイノベーションはどこにあるだろうか。2016年の最重要機能はファンクションキーの差し替えだけなのか。人気はあるのにほとんど黙殺されている「Mac mini」のアップデートはどうなっているのか。ハイブリッドデバイスやタッチスクリーン対応はないのか。
AppleはMacに見切りをつけたのか。AppleのデスクトップPCにおける素晴らしいイノベーションは本当に終わり、Microsoftに地位を譲るのだろうか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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