何かとたくさんの調整が必要だ。iPhoneのように、カメラを向けてシャッターを押すだけという手軽さに慣れているとしたら、Xperia XZのカメラにストレスを感じることになるだろう。
ソニーはXperia XZに容量2900mAhのバッテリを詰め込んだ。取り外すことはできないが、最近のほとんどのスマートフォンではすっかり定番の仕様になっているので、この点はあまり気にならない。残念なのはバッテリの性能だ。英CNETのバッテリ消費テストでは、1回の充電での持続時間が平均約9時間と、Galaxy S7が記録した16時間を大きく下回る結果となった。
どのスマートフォンでも同じだが、バッテリ持続時間は使い方によって変わってくる。言うまでもなく、あの鮮やかな画面が電力を最も多く消費するので、輝度を下げると効果がある。ゲームや動画ストリーミングのように電力消費の激しいタスクは、帰宅していつでも充電できるときまで我慢しよう。気を付けて使えば、それほど苦労しなくても丸1日を乗り切れるはずだが、毎晩充電が必要になることは間違いない。
ソニーのXperia XZは優秀なスマートフォンだ。デザインはいいと思うし、処理性能には余裕があり、スクリーンはカラフルなゲームに非常に適している。本体は防水なので、水がかかって急に使えなくなることもないだろう。高価な製品であることを考えれば、その点は安心できる。ソニーがこれまでに作ったなかでは、最高のスマートフォンだ。
だが、スマートフォン分野の競争はかつてないほど厳しく、Xperia XZは競合に対抗しきれていない。サムスンのGalaxy S7は、高解像度スクリーン、バッテリ持続時間、カメラ性能のいずれにおいても、Xperia XZを大きく引き離している。
Galaxy S7をXperia XZより安く購入できるとしたら、データを見て選ぼう。どのデータでも、Galaxy S7に軍配が上がる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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