指紋スキャナは右側面の電源ボタンに組み込まれている。つまり、本体を右手で持つと親指の真下、左手で持つと人差し指の下にスキャナが位置することになる。指紋は素早く読み取られ、アクセス許可は高速で、精度も高いと感じた。
米国で販売されるモデルでは、指紋スキャナが無効化されていることに注意する必要がある。米国では、単なる電源ボタンにすぎない。これは奇妙な措置であり、どこで購入してもスキャナを利用できるGalaxy S7などのライバル機種に比べて、Xperia XZの価値を下げているように思われる。
標準で32Gバイトの内蔵ストレージが搭載されているが、microSDカードを追加して、心ゆくまで容量を増やすことも可能だ。Xperia XZは新しい「USB type-C」を採用しているため、古い「Micro-USB」ケーブル群を買い換えなければならないことを覚悟しておこう。
このスクリーンでは、色が本当に鮮やかに表示されるので、「Candy Crush」のような派手な色使いのゲームをプレイするのが好きな人や、「パワーレンジャー」のようなカラフルなテレビ番組を見るのが好きな人にとっては、満足できる選択肢になるだろう。とはいえ、そう思うのは筆者だけかもしれない。
スクリーンの輝度も高い。英CNETのロンドンオフィスの天井照明に照らされても見やすさは全く変わらず、英国の灰色の秋雲の下でも容易に文字を読むことができた。夏の日中の太陽の下で使うとどうなるのかは今は不明だが、少なくとも主要なライバル製品の大半と同等の視認性を発揮するであろうことは、自信を持って言える。
Xperia XZのスクリーンはフルHD(1920×1080)解像度で、アプリやゲームをくっきりと表示するのに十分な性能だが、トップエンドのフラッグシップ製品に期待するほどの高さではない。Galaxy S7や「LG G5」「HTC 10」といったスマートフォンはすべてUltra HD解像度のディスプレイを備えるので、Xperia XZは基準に達していないように感じられる。日常的な使用では、この解像度の違いは大した問題ないが、スマートフォンをVRヘッドセットと組み合わせて使う場合は(スマートフォンの画面が目の前に表示される)、Xperia XZの解像度の低さが際立つだろう。
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