Googleは米国時間9月27日、「Google Station」というプロジェクトを発表した。世界各地の電車やバスに無料Wi-Fiを提供することが狙いだ。プロジェクトは2015年にGoogleがインド各地の駅で無料インターネットの提供を開始したことから始まったものだが、同社はこれをグローバルに展開したい考えだ。
Googleの「Next Billion Users」チーム担当バイスプレジデントを務めるCaesar Sengupta氏は、「われわれは、Ipsosとの共同研究により、毎日1万5000人のインド人がこれらの駅からインターネットにアクセスしていると見積もっている」とブログで述べた。「こうした実績を活かし、鉄道駅だけでなく、そしてインド国外にも拡大してはどうだろうか」(Sengupta氏)
Googleによると、Google Stationは「公共の場所にWi-Fiホットスポットを展開するための簡易ツールセットをパートナーに」提供するという。したがって、通勤時に無料Wi-Fiが利用できるようになるタイミングは、そのエリア内の通信事業者次第となる。
Google Stationは、「Google for India」というイベントで発表された。このほかにも複数のサービスが発表されており、その多くはインド向けに設計されている。「YouTube Go」は、インターネット接続が不十分かつ不安定な環境にあるインド人ユーザーを想定して設計されている。近くにいる友人同士でデータを使用せずに動画を共有することも可能になる。YouTube Goは、「まずインドのみで提供」されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果