新型「iPhone」の発表が間近に迫っていると言われるなか、うわさはいよいよ盛り上がり、情報のリークも最高潮に達している。
ここでは、数あるうわさから信憑性の高いものを選び抜くとともに、Appleのやり方やこれまでのパターンを踏まえた上で、経験に基づく推測をいくつか紹介する。
まず、確実にわかっていることがある。Appleが米国時間9月7日に発表を予定しているということ、それだけだ。それ以上は何もない。ゼロであり、皆無だ。Appleは製品の変更について、それが現実になるまで口にしないものだ。
期待できそうな滑り出しではないか。ここが出発点なら、これから先はもっと盛り上がるに違いないのだから。
発表はいつになるのか。
9月7日だ。
今のところ、新しいiPhoneの名前として有力なのは「iPhone 7」だ。Appleが2010年から採用している命名規則にも合致する。
本当に正直なところを言うと、Appleが新型iPhoneを間もなく発表するというのは、同社公式の情報ではない(過去1年ほどの間も、「Mac」が新しくなるとか「iPad Air 3」が登場するとか、いろいろと予測されたあげくに、何も出てこなかったことを思い出そう)。
ただし、過去のパターンと、サプライチェーンの情報(膨大な数の新型iPhoneを製造するには、さまざまな企業が関与して部品を製造しなければならない)から考えると、新型iPhoneの準備が進んでいることを匂わせる非常に有力な証拠はある。サプライチェーンからの情報と、2016年秋という「iOS 10」のリリース予定とをつなぎ合わせてみよう。また、Appleは「iPhone 5」以来、新型iPhoneを9月の第1または第2の火曜日か水曜日に発表し、発表後の第2または第3金曜日に出荷している。
そうだとすれば、今回の製品発表イベントが9月7日の水曜日に開かれることから、iPhone 7の発売日は9月16日の金曜日ということになる。
Appleは例年、新型iPhoneの販売の大半を1つの四半期にかためようとする傾向がある。これまでは第1四半期に集中させていたため、発売が9月の終わり近くになるというのは理にかなっている。
同社の2016年第4四半期は、9月24日締めだ。
では、うわさやリーク情報の核心に迫ってみよう。Appleと言えど、膨大な数のiPhoneを何もないところから魔法のように生み出すことはできないので、その事業には多数の企業と無数の人間が関わることになる。
あらゆるデータを見ても、iPhone 7の外観は「iPhone 6s」とほぼ同じのようだ(ということは「iPhone 6」とも)。言い換えれば、新しいiPhoneのフォームファクタに実質的な変化はほとんどない。
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