FiNCは8月26日、ウェルネス・ヘルスケア領域の専門家プラットフォームを提供する子会社FiNC Online Worksを設立し、同日より事業展開を開始すると発表した。また、元楽天の代表取締役副社長である島田亨氏をFiNCの顧問に招致した。
同社によると、医師や看護師、管理栄養士、トレーナー、アスリートなど、ウェルネス・ヘルスケアに関する知見を持つ人や資格保有者は現在数百万人規模となっているが、就労機会の制限、社会的地位や保障の不確立、低報酬などの課題があると指摘。また、アスリートの場合、現役中はスポンサー獲得活動など本業以外に時間を要してしまうことや、引退後のセカンドキャリアの形成についても課題があるとしている。
この一方で、予防医療の重要性が高まるにつれ、こうしたウェルネス・ヘルスケアの専門家の経験やスキルへの社会的ニーズが高まっていると説明する。
FiNCでは、これまでも医師や看護師・管理栄養士・トレーナー・アスリートなど、ウェルネス・ヘルスケアの専門家であるFiNCREW(フィンクルー)が、食事やトレーニング、メンタルなどの幅広い分野でサポートをし、健康をサポートしてきた。これらの実績をもとに、FiNC Online Worksでは、FiNCREWの活動領域を拡大し、アスリートのセカンドキャリア支援なども含め、PtoC(Professional to Customer)プラットフォーム事業を加速させるという。
FiNC Online Worksでは、ウェルネス・ヘルスケア専門家に特化したクラウドソーシングを展開し、スマートフォンを通してさまざまなサービスを提供できるようにする。また、FiNCREWによるプロアスリートや一般個人への個別指導、企業・自治体への食事やトレーニング指導といった講演派遣、コメンテーターとしてのメディア出演など、ウェルネス・ヘルスケア専門家の活躍の場を提供し、アスリートのセカンドキャリアもサポートするとしている。
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